行政書士事務所の開業を準備不足のまま実行すると生じるリスクと、業界の高い廃業率の背景について、実情と具体例を交えて詳しく解説します。
🔺 行政書士事務所の開業を「何も考えずに」始めた場合の主なリスク 1. 顧客ゼロの状態が続く(集客ができない)多くの新人行政書士は「営業=口コミで何とかなる」と考えがち
現実には、最初の半年~1年は依頼がゼロというケースが多い
ホームページやSNS、広告、SEOなどの集客戦略なしで開業すると極めて苦しい状況に
🔍 例:
ある新人行政書士が駅近の事務所を借りて開業。しかし広告もなくWebページも素人作りで、半年間ほぼ依頼が入らず廃業。
「どこも同じようなサービス」と見られ、単価が上げられない
格安行政書士と価格競争になり、利益が出ない
専門性やニッチ分野がないと「選ばれない」
🔍 例:
複数の分野を手広く扱うが、何が得意かわからず、Web上でも埋もれる → 月売上5万円前後 → 1年で閉業。
開業=個人事業主。行政書士は「資格者」ではなく「経営者」
営業、会計、契約管理、トラブル対応まで全て一人で行う必要がある
経営計画がなく、生活費や設備投資で資金が枯渇するケースも
🔍 例:
月々の生活費・事務所家賃・広告費を見込まずに開業 → 3ヶ月で資金ショート → 廃業
行政書士の業務は広範(ビザ、建設業許可、遺言、会社設立 etc.)
どれも浅くしか理解していないと、案件を受けられない
信頼も得られず、クレーム・失敗のリスクが上がる
🔍 例:
「何でもやります」と言いながら実績ゼロ。建設業許可の問い合わせが来ても対応できず → 信頼を失いリピーターもゼロ。
日本行政書士会連合会への登録料・会費、地方法人会、事務所設備費などで初期費用は30万〜100万円以上
開業後も年会費、保険料、広告費など固定費がかかる
🔍 例:
登録・事務所設立に60万円投資 → 月の支出10万円前後 → 売上ゼロ → 生活が維持できず撤退
新規登録者の**3年以内廃業率は30〜50%**とも言われる(地域差あり)
特に、**「異業種からの転職組」や「高齢開業」**に失敗が多い傾向
原因は「資格=仕事が入る」という誤解と、営業力・専門性の不足
✅ 成功するために必要な要素当然、行政書士は資格を取っただけでは「依頼が自然に来る」職業ではありません。
開業を安易に進めると、初期投資を回収できず短期で廃業するリスクが非常に高いです。
第3回 就労ビザ申請の営業・実務
①就労ビザ(技術・人文知識・国際業務)の取得要件と立証のポイント
②就労ビザ申請の案件を反復継続的に獲得するためのHP構成方法、集客で使う媒体、営業先について ③相談事例紹介
④相談事例ごとの対応方法
⑤高難易度案件の紹介と対応方法、許可取得方法(日本語能力が乏しい外国人、単純労働の色彩が強い業務に就業予定の外国人etc...)
⑥許可に至ったケースとその理由
⑦不許可となり得るケースとそれに対応した受任を断るべき案件について ⑧以上を踏まえ、配布資料(商用利用可能)である弊所監修の申請理由書の雛形を使った理由書の作り方解説→(ア)申請理由書に外せない必ず書くべきポイントについて、(イ)入管の審査担当官は雇用理由書のココを確認している!の2点を中心に解説します。(申請理由書は高難易度案件バージョンと通常バージョン2つご用意しております。)
第4回 経営管理ビザ申請の営業・実務
①経営管理ビザの取得要件と立証のポイント
②経営管理ビザ申請の案件を反復継続的に獲得するためのHP構成方法、集客で使う媒体、SNSの運用方法、営業先について
③相談事例紹介
④相談事例ごとの対応方法
⑤高難易度案件の紹介と対応方法、許可取得方法(業績が芳しくない事案、許認可案件の絡む事案etc...)
⑥許可に至ったケースとその理由
⑦不許可となり得るケースとそれに対応した受任を断るべき案件について
⑧以上を踏まえ、配布資料(商用利用可能)である弊所監修の申請理由書の雛形を使った理由書の作り方解説→(ア)事業計画書及び申請理由書に外せない必ず書くべきポイントについて、(イ)入管の審査担当官は事業計画書のココを確認している!の2点を中心に解説します。
私が行政書士の開業をしようと思ったのは、友人にファイナンシャルプランナーとしての助言をして感謝され、自分の勉強した知識で誰かの役に立つことの喜びを知ったからです。それで開業することの怖さの壁を越えることができました。ただ事業として行政書士事務所を運営していくことについては、今思えば、あまり考えていませんでした。
そんな時、同期の先生にTwitter(現在のX)を勧められました。それまで、Twitterは全くやっていなかったので、使い方がわからないまま、有名先生や近くの先生など、他の行政書士の先生方をフォローしました。その1人が大山先生です。
大山先生は、すごい売上実績で結果を出されていらして、しかも司法試験の受験勉強もされています。「どうしたら、そんなことができるのだろう。」という気持ちで、先生のnoteの記事の続きを読んでみたいと思いました。
2.行政書士大山と実際にやり取り、アドバイスをもらった際の印象
申込みをしましたら、すぐに丁寧なメールが届きました。その後も先生は、レスポンスが早く、そしていつも詳細な回答で、勇気づけられました。
実際に特典の一ヵ月質問し放題でお聞きした質問は、
ネット接続を外出中に使う時にはどうしているか、価格表の作り方その他、私が実務で壁に当たってしまったときの悩みなどです。このような相談や悩みに早急にご回答頂き、大変ありがたかったです。
3.マニュアルは役に立っていますか
マニュアルは理路整然と書かれているので、わかりやすかったです。また随所に「なるほどな」、という先生の実績を裏付けるところがありました。私はまだその全てを実践できている訳ではないですが、とても参考になりました。付属の書式の見積書、請求書、業務フローなども役に立っています。
4.マニュアルの満足度
とても満足しています。自分がやらなくてはいけないことが書かれているので指針になりました。読み返す度に、「まだここはやれてない、これも大切だな」という、気づきがあります。
5.その他、お気づきの点など教えてください!
チラシ配布や飛び込み営業はまだしていませんが、これからやっていきたいと思います。マニュアルや丁寧に作られた資料、貴重なご助言など色々ありがとうございます。